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マラソンの小部屋-ミカンとリンゴは食べ飽きない!

マラソンの小部屋-ミカンとリンゴは食べ飽きない!

0702北丹沢耐久レース

7/2 に開かれた第8回北丹沢12時間山岳耐久レースの完踏記

高低差1140m、全長43.86km のトレイルから無事生還しました!
応援&サポート、ありがとうございました。


いつものように長文失礼。登山道の画像はありませんm(_ _)m

Kitatan



【スタート前】
大阪から車で移動して、20時過ぎにキャンプ場の駐車場に停めました。キャンプを楽しんでいるグループもいましたが、既にひっそりと寝静まっている車もありました。
トイレなど済ませ、明朝4時30分に目覚ましをセットして、独り寂しく酎ハイを一気に飲んで21時30分に就寝。
車内は蒸し暑く、夜中に汗でびっしょりになり目覚めましたが、パンツ一丁になって根性で寝通しました。
外が明るくなり、スモークウインドウ越しに山の姿が見え、よっしゃ! と。
ただ、頭は半分寝ています。目覚ましが鳴るちょっと前に、コンコンとどこかで音がしてます。夢の中から現実の世界に引き戻され、ふ、と気がつくとお客さんではありませんか(^.^)   
これが、楽天barmy さんとの初対面の瞬間でした。ただ、寝ぼけていたのと、パンツ姿だったので、外に出れませんでした。すみませんm(_ _)m

受付に行く前に、おにぎり2、ミニあんぱん3 の朝食を済ませました。いつも大会前に食べ過ぎてしまうので、今日はこれくらいにしておきます。
膝はキネシオテープとひざかんたんで補強し、下りで酷使するモモ筋にもテーピング。
寝汗で気持ち悪いので、着替えもしてから受付に向いました。

Kitatan005:35 受付を済ませた直後のスタート地点。
スタートまで1時間以上もあるので、まだ、ガラガラです(。_゜)☆\バキ


車に戻り、ゼッケンを付けて、iPod を聞いてリラックス。トイレに行くにはiPodが必需品です。
トイレも済ませて、いよいよゲルフジの大会デビュー。しっかりとヒモを締めます。
RC チップは、ヒモに通さず電気のコードなどを束ねておく針金入りのビニール巻のヒモ(お菓子の袋を止めておくヤツでもいいですよ)で靴ヒモに固定します。これだとしっかり靴ヒモを締めた後にチップを固定できるし、外すのも簡単です。お勧め!

LSDバッグを担いでスタート地点に移動。手にはスタート前に飲むアミノバイタルジェル(カロリーのあるヤツ)を持っています。

LSDバッグ(5L)には、
 500mLペットボトル2本(アミノバリュー1/2希釈)
 パワージェル10個、アミノバイタルプロ10袋、塩飴2個、大福2個
 カロリーメイト1箱、アミノバリュー粉末、しまなみの塩
 怪我した時のためにプロテクションテープ2枚
 それにデジカメを入れてあります。

このうち、両肩ベルトに固定したポケットにパワージェル5個、アミノバイタルプロ5袋、塩飴2個、デジカメを入れて、いつでも取り出せるようにしました。残りの給食は 2CP で補充する予定。これで、重量は2.2kgに抑えられました。また、最初の1時間内に消費するつもりで、ズボンのポケットに大福1個を入れておきました。

結局消費したものは、大福1個、塩飴2個、パワージェル6個、アミノバイタルプロ4袋、カロリーメイト1/2箱です。あと、1CPでバナナ1本をもらいました(^^ゞ
ガス欠にもならなかったので、給食の準備はよかったと思います

ただ、給水には大きなミスがありました。自宅で調製して持ってきたアミノバリューが、2日間の車内の高熱にさらされて酸味が増し、飲めたもんではありませんでした(スタート前に気がつけよ!)。
また、当初は水500mL 1本を担ぐ予定でしたが、軽量化のためスタート前にキャンセル。そんなミスで、1CPまで給水がほとんどできず、苦しかった~~。1CPで中身を全部捨てて、美味しい水を1L補充してもらい、生き返りました。

さてさて、もうすぐスタートです。
キャンプ場からスタート地点に向う途中、たぶん、昨年のコース状況を克明に報告されている えくんちょさん だと思われる白い帽子を被った女性を発見。車のそばで準備中のご様子。声を掛けさえてもらおうか迷いましたが、なぜかおじさんのはじらいで、躊躇しちゃいました(^^ゞ ちょっと後悔。

試走ができないので、その代わりにブログの完走記などから情報を収集しました。
主な情報元は、しゃおらいさん八百さんRunning Traveller's Home のこ~いちさん 34歳東京暮らしの roadman1971 さんえくんちょさんのブログの完走記です。
皆さんのブログの完走記から各ポイントのタイムを抽出(ゴールタイム7:22~10:08)、それらを、パンフレットの高低図のコピーに書込みます。

Kitatan01(画像をクリックすると大きくなります)



それぞれのランナーさんのゴールタイムに幅があるし、登りが得意な方や下りが得意な方、体調など、区間タイムがそれぞれ異なる要因があります。
例えば、膝が悪いので、下りはこの方のタイムを目標にしようとか、苦しい登りの到達時間とか、をそれぞれの区間で想定しました。また、早い人、遅めの人であまり変わらない区間は、ほどほどに頑張れば稼げる区間に設定。
それら区間想定タイムを合計すると、ゴールタイム 8時間10分が想定タイムとなりました(一番上の行)
試走もなしに、まったくの想像の世界です(^^ゞ

このメモをビニール袋に入れてシールドして持ち歩きました。
実は山に入って早々に、このメモをポケットから落としてしまい、後ろのランナーさんに拾ってもらいました。このメモがなかったら、完走できなかったかもしれません。感謝、感謝。
実際にはペースを気にするほどの余裕はありませんでしたが、メモの活用としては、あと何分登りが続くのか、あるいは、あとどれだけ下りを頑張ればいいのか、という目標にしていました。想定した時間より早めに登りきれれば、次の登りも早めに登りきれるだろうし、下りについても同じです。あとは、白い橋が出てくるとか、トンネルを越えると 2CP とか...いう目標物体の確認です。

Kitatantime01


Kitatan02スタート25分前です。もうランナーさんでいっぱい。
と、突然「ミカンさんですか?」と声を掛けてもらいました。背中に付けたタグプレートのお陰です。
これが、Chunen-runner thinks の Hide さんとの初対面の瞬間でした。ありがとうございます。


ここで、ミドリ色のウエアの しゃおらいさん を見付け、ご挨拶。これが、いろいろアドバイスしていただいている、しゃおらいさん との初対面の瞬間でした。

Kitatan13そして誘われるままに人をかき分け前方に。こんな前に来ていいのか!というくらい前に移動して、そこで、kuri さん、zzz さんを紹介していただきました。これが....。です(くどいので省略(^^ゞ)


スタート前、手を重ねて健闘を誓い合い(超、嬉しい~)、7時の号砲を合図にスタート。


【スタート~1CP】

Kitatan12_17時の号砲後、マットが敷かれた狭いスタート地点を通過するのには、少しばかり混雑しました。


それを過ぎると、来る時に車で下りてきた急坂の舗装道路を登ります。
登山道の入り口の渋滞を避けるためには、しゃおらいさんのアドバイスによると、ハセツネ同様最初頑張るしかない ようなので、頑張って kuri さんたちに付いていきました。一時は抜いてしまった瞬間もありますが、まさに瞬間でした(^^ゞ 
それ以降は、頑張っても限界があり、kuri さん、zzz さんの姿は途中で見えなくなりましたが、お陰で登山道入り口では酷い渋滞には合わずにすみました。それでも脇を抜かしていく人が結構いましたが(^^ゞ
登山道に入ってからは、前を行く人に遅れないように付いて行くだけです。のんびりムードではなく、頑張って登っている、って感じです。

Kitatan03お陰で、デジカメで撮影を試みても、人が写らず木の枝とか地面とかしか撮れないので、デジカメ撮影は諦めました。


この登りを利用して大福を食べました。大福はいつどんな状況で食べても美味しい!

ピークを過ぎ、急な下りでも膝の違和感はなく順調に降りれてます。兎に角、間隔を保ちながら付いて行くだけです。しばらして林道に出て、さらに舗装道路を走ります。この辺りは民家が並び、応援してくれる中を走ります。ありがたいことです。ただ、ロードはつまらないです。アップダウンもあり歩きも入ったかな? 直に神ノ川キャンプ場に到着。

Kitatan11_1橋を渡るところでカメラマンがいました。ちょっと意識して軽快に渡り、休まずに最初の難関、鐘撞山への登りに掛かります。


ここの登りも行列にはなっていましたが、ほとんど止まらずにゆっくりとしたペースで足を運べました。
ふと振返ると、何名か後方に、しゃおらいさん がいらっしゃいました。早くもこの登りで、変な体勢で足に力を入れた瞬間、両足のふくらはぎが攣ってしまいました。極力ふくらはぎを使わないようにと蹴らずにモモで登るように注意してきたのに。しかも、まだ一つ目の登りの途中だというのに前途多難です。
脇に逸れて足の回復を待っている間に しゃおらいさん に声を掛けて頂き、後ろ姿を見送りました(>_<)
その後も前方にミドリ色のウエアはちらちら見え隠れしますが、もう追いつくことはありませんでした。

休むことなく登り続けます。どこにいるのか分からないので、想定コースタイム50分を目安に頑張ります。多分この登りの途中で振返ったときの景色が素晴らしかった記憶があります。が、デジカメを撮る余裕はまったくありませんでした。歩きながらパワージェルを補給します。そのゴミを落としてはいけないと、デジカメの防水のために使っていたビニール袋にゴミを集めることにしました(これが、あとで大変ことに!)

上方から鐘を撞くかん高い音が聞こえてきました。もうすぐ鐘撞山です。想定タイムより僅かに早く着きそうですヽ(^。^)ノ
鐘撞山では鐘も突かず先を急ぎます。
プログを拝見させてもらっている、京都トレイルランナー さんが、「登りから平坦になったときに休むのは、登リのペースが速過ぎるから」というようなことを書かれていたので、なるほどと。ハセツネでもこの精神で行きました。足を止めずに歩く。今回もこれです。

これから先にも急な登りが待ち受けています。黙々と足を進めます。見上げるのが辛いので、ほとんど足元しか見てないです。相変わらず、ふくらはぎは時々攣ってしまうので、その都度脇に退避しながら、登って行きます。

42分間頑張って、15km地点に到達しました。ここからは1CP に向かって30分間程の下りが始まります。
初めは草原の中のジグザグの下りで走りやすかったです。ただ、無理をして膝を痛めたら姫次からの最後の下りで楽しめないと思い、一群に付いて降りていきました。
そんな快適な状況下、ゆっくりペースの女性ランナーが絶対道を譲ろうとしてくれません。一群はコーナーでショートカットして次々に抜いていきます。その勢いにのって、私もかわしました。

しばらくするとガレ場をトラバースしたり、沢筋の岩場を下りたりと、足には堪える区間もありました。無理に止まると、足がビ~~~ンと攣ります。この辺りは千葉大工学部建築学科のある研究室の院生仲間で参加しているという学生と、もう一人男性の3人で先にいったり抜いたりしながら頑張りました。彼が院生と分かったのは、姫次の登りで同じウェア着ている別のランナーと励まし合いながら登っているときの会話からです(これも出会いですね(^_^)v)

岩場を下りきると紐が張ってあり、紐の向こう側では係の人が折り返して来たランナーのナンバーをチェックしていました。そう、1CPに到着ですヽ(^。^)ノ

1CP の手前の給水所で、バッグを背負ったまま、まず、水をがぶ飲み。美味い。 そしてバッグを降ろして、2本のペットボトルに入った腐ったアミノバリューを捨てて、代わりに美味しいお水を1L入れてもらいました。
バッグを降ろしたついでに、カロリーメイト1/2袋(1本)を口に入れ、バッグを背負って出発。
あれ、バナナがあるはずなのに、と思って足を進めると、折り返し点にありました。バナナを1本いただき、降りてきて見た1CPでナンバーをチェックしてもらい、再度山の中へ入って行きます。

【1CP~2CP】
この登りの記憶がはっきりしないのですが、日陰沢原頭への最後の急坂で上のランナーが落石を頻発させていました。と、そのとき雨が降りだし、みるみる雨足が強くなり、登りきって犬越路トンネル前の林道に出た時は土砂降りになっていました。スタッフの方はトンネルに避難していましたが、ランナーは黙々と走ります。
林道は水たまりや一部川のようになっています。その中をじゃぶじゃぶと新調したゲルフジで入っていきます。もうどうにでもなれって感じ。また、サングラスに雨粒が付き前が見えない状態が続きます。拭いても拭いても容赦なく落ちてくる大きな雨粒で見えなくなります。

ロードは走りきれないので4分走って1分歩く作戦。そんなスローペースなので、よく抜かれます。その中に楽天ブログの Dakarさんもいて、声を掛けてくれました。ただ、ほんの一瞬だったので、お顔を拝見する間もなく見えなくなってしまいました。これが Dakarさん との出会いの瞬間でした。

気になったのが、肩ベルトに付けたポケットにむき出しで入れてあるデジカメ。防水のためのビニール袋はゴミ袋化しているし、背中には袋の予備を入れ忘れているし。気休めに手で覆って走りましたが、悲しい結果となりました(;_;) 
ロードは辛い。さ~、頑張ろう! と思ってもなかなか走れません。
目標は白い橋、トンネル2つです。
しかし、どんどん抜かされます。

区間予想タイム1時間40分になろうとしているのに、なかなか目標物が見えてきません。
やっぱりゆっくりでも走り続けないとダメのようです。
ようやく前方に白い橋を発見。その後くねくね曲がって一つ目のトンネルに入ります。なぜかトンネル内は歩いてしまいます。雨から開放された安堵感からでしょうか? そうしていると後方からの集団が抜いてゆきます。追いかける気力はありません。一つ目のトンネルを過ぎると、2つ目のトンネルは直にやってきました。

トンネルを出ると、給水所の看板が目に飛び込んできました。 2CPに到着です。
想定区間タイムを8分オーバーしてました。ここが来年の課題でしょうか?

相変わらず激しい雨が落ちてきています。その雨も含んだボールに入ったお水を貰おうとしたとき、肩を トントン。 そう、朝は コンコン楽天barmy さん登場です! スタート時は発見できず、こんな状況下に嬉しい再会です。
楽天barmy さんは「腹が減った!ご飯、ご飯」とのことだったので、水を飲んでから先に出発しました。

【2CP~姫次】
2CPを越えられたので一安心ですが、最後の難関、姫次越えが待ちかまえています。
舗装道路から右下に降り、橋を渡って山道に入って行きます。
ここから、まず第一目標の風巻の頭まで、1時間の登りを想定しました。
どこの登りだったか記憶がゴチャゴチャ。兎に角、雨の降りしきる中、泥々の山道を黙々と登った記憶(どこでも同じじゃん!)しかありません。

54分間の登りで、休憩所が見えました。風巻の頭に到着ヽ(^O^)ノ
ここで、姫次を休まず通過して下りに入れるよう、給水システムの500mLのペットボトルを交換するのと、バッグのパワージェルを肩バンドのポケット入替える作業を行うことにしました。
激しい雨が降る外のベンチで作業を始めようとすると、スタッフの方が、屋根付きの休息所が空いてますよ! と声を掛けてくれました。 休息所では何名かのランナーさんがグロッキー状態で座り込んでいます。立ったまま、空いているテーブルにバッグを降ろし、500mL のペットボトルを取り出すと、残り数センチ。それを飲み干し、満タンのペットボトルに繋ぎ替えます。
1CP からここまで500mL の消費。2CP ではボールの水を飲んだとはいえ、あと登りは1時間くらいでその後は下り。しかも天候は雨。 ということで、500mL も必要ないと思い、200mL ほど飲んでしまいました(^^ゞ
パワージェルも3個だけポケットに移し、残りはバッグへ。また、濡れたカメラの入ったポケットは、肩ベルトから外して、洗濯ばさみに挟んで吊るした濡れて重たい軍手もバッグの中へしまい込み、姫次を下る時に、付属品で揺られされないようにしました。

スタッフの方が、マラソンの小部屋のタグに関心を示してくれたので、ちょこと宣伝。
合計2~3分程度の作業でしょうか。
お礼を言って、雨の中飛び出しました。

直ぐに激下りがやってきます。やや行列。その行列の前にいる私より少し年配のランナーさんと、私の直ぐ後ろの千葉大の院生の3人が、しばらく行動を共にしました。
先輩ランナーさんは、いろいろと説明しながら先を行きます。それに私と院生が付いて行きます。
激下りも終わり、前方に姫次が見え出しました。その前にいくつもの頂きがあり、それらを越えて行かなければいけないようです。
横からの突風に飛ばされないように身構え、泥々に流れる登山道を登り、多分堕ちたら帰ってこれないようガレ場を横に見ながら登って行きます。時折、雷様のおまけ付きです(゜゜)\バキ

前後の2人が休憩に入り、単独行となりました。もうすぐ姫次だろうという登りで行列ができています。登山道が泥々でストックを持っている人も滑る状態のようです。昨年のハセツネを思い出させてくれます
そんな時は脇の草の上に登って歩きました。その草もないところは、薮の中を掻き分け直登。コースを外れると怖いので、ブッシュ越しにランナーの行列を見ながら登って行きます。その行列が前方にも見えればしめたもの。コースに戻れます。そうやって、行列の前方までワープしました。

しばらくして、道標が立っていて、テーブルがある場所に出ました。
風巻の頭から57分、経過時間6時間52分です。
おお、ここが姫次か! 姫次からの下りを1時間で降れれば、8時間を切れる!
なんて、頭の片隅で思ったりしたかもしれません。
しかし、時間がどうのこうのというより、もう登らなくていい! ということの方が嬉しかったです。

さあ~、下りだ~~~
ところが変です。行く手は登っているようにみえます。
見えるだけではなく、登っていました(^^ゞ

どうやら先程の頂きは、袖平山だったようです。
7分後の経過時間7時間1分に、何人かのスタッフの方が待っていてくれる本当の姫次(別に袖平山が偽ではなく、本当の袖平山なんですが)に到着しました。
休まず先を急ぎます。

【姫次~緑の休暇村】
これまで無放水だったので、樹木の中に入って泥だらけの手をウエアで拭いて、小用を済ませて身軽に。
今度こそ、本当の下りの始まりです。泥々のコースを走り下りる。ぬかるんだ下りの手前で躊躇しているランナーに声を掛けて悪路に構わず飛び込み、接地した靴はヌルヌルと滑るが、スケートかスキーの用に滑って降りて行いきました。
速い人が追いついてきたので、先行してもらい、直ぐ後ろを付いて行かせてもらいます。丸太の階段の降り方や、滑るポイントを後ろから見ながら快調に飛ばせました。

先行していただいたランナーさんは、平丸の分岐の手前で休憩に入ってしまったので、また、単独行。分岐でスタッフの指示に従い、左に下って行きます。ここからがつづれ織りの激下りを下って行きます。雨は止み晴れ間が見えてきました。この下りでも先行するランナーさんのあとに付き、一緒に下らさせてもらいました。そのランナーさんに、「8時間切れますかね?」と尋ねると「私も8時間切りが目標です。ぎりぎりってところでしょうか?」とのこと。2人で一生懸命下っていきました。こんな調子だったので、姫次からは抜かれることはありませんでした。雨でぬかるんでいる分、膝への衝撃が吸収され、膝の痛みもなく快調でした。ただ、1歩1歩接地する度に、体重を支えるモモ筋と、両足の親指に激痛が走ります。

と、先行するランナーさんに、下の方に会場が見えますよ と教えてもらい、自分でもかなり下のほ~~~~に、確認できましたヽ(^O^)ノ
先行していただいていたランナーさんが疲れてこられてので、8時間まで残すところ15分か10分くらいの時に、声を掛けて先行させてもらいました。ありがとうございました。
なんと、このランナーさんこそ、激雨の犬越路で声を掛けてくれた Dakar さんでした(後ろの私は気がつかなかったのですが、Dakar さんが私が先行する時、バッグの小部屋のタグを見て、分かった、ということです)。これまた、再会でした。

先行させてもらってから、がむしゃらに飛ばしました。石がゴロゴロした広めの山道を下って行きます。一群をかわし、調子に乗ってさらに 50mほど下ったところで、なんでもない石に躓き、一回転して大の字に。木々の枝から覗く空は青かったです。回転時に右ひじを擦りむいてしまいました。はずかし~~。

めげずに立ち上がり、一目散に下ります。
どんどん下って、舗装道路にでました。スタッフの指示で左折して、最後の給水所でコップの水をもらい、ラストスパート。でも、もう足が前に伸びません。

あと1kmの標識を発見。スタッフの指示でトンネル右側をよろよろジョグペースで進むと、舗装道路から右手に降りる階段が待ち受けています。ここを降りて悪路を進むと、川の砂防堰に出るのでその上を直進? 出来るわけない! 振返ると階段がありました(^^ゞ 戻って階段を下りて川沿いをキャンプ場へ。
楽天 barmy さんのお友達のはじマラの方が黄色いボードを持って応援してくれる前を右折して橋を渡ると、朝のスタート地点が前方に見えてきます。

Kitatan10_1ここで、カメラマンさんが撮影体勢に入っているのにも気がつかず、ひたすらゴールを目指しました。
笑顔でゴールしたかったな~。


時計も見る余裕もなく、スタート地点を過ぎ、左にUターンする経路でゴールへ駆け込みました。

終わった! という感じでいっぱいで、時間を確認する余裕はありませんでした。

【ゴール後】
ゴールしてチップを外すように促されますが、ほんの1分程度だと思いますが、足がまったく動かない状態でうつむいていました。
スタート以来初めて腰を降ろし、足元を見ると赤いはずのゲルフジが茶色に染まっていました。泥を除けてビニールヒモで止めていたチップを外し、回収箱に入れて、取り敢えずペットボトルを貰っい、ゴクゴクと飲み、さて完走証を貰おうかと手を見るとどろどろなので、完走証とご褒美のうどんを受取る前に手を洗いたいと洗い場に行きました。が、皆さん、ホースで泥々の靴を洗う順番待ちをされています。並ぶ元気もなく、フラフラと移動。

と、kuri さんと zzz さんがくつろいでいるではありませんか!
再会できた~。お二人の記録を聞いてびっくり。さすがだ!おめでとうございます
そばに腰を降ろし、ようやく安堵感に浸れました。見るとお二人とも小綺麗になっている。
理由を聞くと、それは、川で泳いでからだそうなので、早速私も。
そこに、しゃおらいさんも登場。途中で抜いた記憶もないし、と思っていたら、15分ほど前にゴールされていたようです。
私は、川に洗濯に向いました。川の中の岩に腰かけ、そばで洗濯しているランナーさんと話をしながら、靴を脱いで汚れた靴下で靴をゴシゴシ洗いました。ウエアもジャブジャブ着たまま洗う。なんていい方法なんだろう。
その方は 奈良からの初参加だそうです。私も関西からなので妙に嬉しくなりました。と、その方の靴が流されて行く。幸い直ぐそばの岩に漂着して事無きを得ました。

完走証とうどんを貰って、kuri さん達のところに戻り一休み。
楽天 barmy さん、それに、まだお目にかかれていない八百さんのゴールを待ちます。

8時間半過ぎに楽天 barmy さんがゴール! 足の故障を抱えて無事ゴールされた。よかったよかった。
楽天 barmy さんも川で洗濯して小綺麗に。
八百さんの同僚の方も合流され、八百さんのゴールを待つ。
暫くして、八百さんが、直線コースをゴールに向って走ってくるのを楽天 barmy さんが発見。皆、思わずコース沿いに飛び出て声援。ガンバれ~!
これが、八百さん との出会いの瞬間でした。
だいぶ苦労されたようで、ヒゲが伸びてました(゜゜)\バキ

kuri さんたちは、ひと足先に いやしの湯 に向いました。あとで座敷で合流する予定です。
しばらくまったりしながらお話して、楽天 barmy さんは川で泳いだのでお風呂に入らなくてもいいかな と言って分かれ、私はお風呂に、八百さんは同僚の方と家路につくため、車を停めてあるキャンプ場に移動しました。
なんと、2台の車は10数メートルしか離れていませんでした。
昨晩分かっていたら、前夜祭ができたのに! とちょっと残念。

車で いやしの湯 に移動して、お風呂の脱衣所に入ると、裸のランナーさんたちで通勤ラッシュのよう。とその中に、楽天 barmy さんいるではありませんか。洗い場の順番待ちが面倒なので、露天風呂で裸のつき合いをしばしさせてもらいました。そうこうしている間に、楽天 barmy さんの帰宅時間になり、お別れしました。
その頃には洗い場も空き、私は全身をくまなく洗ってさっぱり。

座敷を見渡すと、しゃおらい さんたちが食事をされていたので、本当は合流させてもらうつもりが時間がなくなってしまい、ご挨拶&お礼だけして分かれました。
家へのおみやげを買って車に戻り、これからのロングドライブに備えていろいろ整理していると、斜め前の車に しゃおらい さんたちが乗り込み、家路につかれるご様子。
中央高速の相模湖IC への経路が不確かだったので、しゃおらいさんの車に付いて行かせてもらいました。トレイルだけではなくロードでも大変お世話になりました。
相模湖IC入り口の料金所で手を振ってお別れ。
本当に、ありがとうございました!!

無理な運転はしないで安全運転。
諏訪SA を出てしばらく行くと、列の最後尾にスモーク貼った挙動不審の松本ナンバーの車がちんたら走っている。怪しみながら抜かすときに横を見ると、ヘルメットを被った2人が乗っている。やっぱり! おとなしく、左に入りじっと我慢。回りの車は覆面と気がつき始めているので、獲物がこないでつまらなそう。
とそこに、後方から1台やってきた。かなり飛ばしている。
結果は.....。

24時45分頃、無事自宅に到着。
楽し、楽しい 北丹沢12時間山岳耐久レースであった。
来年も時間の都合がつけば、是非出て8時間切りを達成させたいです。

今回は、ゴールできて嬉しかったのですが、多くの出会いの瞬間があり、大会をより一層楽しいものにしてくれました。
こんな素晴らしい大会を運営していただいたスタッフならびに応援してくれた地元、全国の皆さんに感謝いたします。
ありがとうございます。

来年に向けて
・登りで攣らない足作りー>トレイルラン、階段練習
・下りのスピードアップー>同上
・ロードでゆっくりでいいから走り切れる足作りと気力ー>LSD
・給食はジェルで空腹感も我慢できたので、よし
・給水は直前に調製すべし 雨だったので1L で余裕だったが晴れていたらどなるか?
・デジカメで撮影できる余裕をもつ


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